赤ちゃんが寝ない…実は「抱っこしすぎ」が原因かもしれません
「赤ちゃんがなかなか寝てくれない…」
「やっと寝たと思って布団に置いたら起きてしまう」
初めての育児に戸惑い、夜も眠れない日々が続いていませんか?
赤ちゃんをあやしているうちに、気づけば毎晩のように長時間抱っこしている…。そんなお母さんは少なくありません。でも実は、「抱っこして寝かせる」ことが習慣になると、赤ちゃん自身が“自分の力で眠る力”を育てにくくなってしまうのです。
抱っこは安心感。でも「寝かせ方」としては逆効果になることも
抱っこされている間、赤ちゃんはお母さんの心音や体温を感じながら安心して眠ります。これはとても自然なこと。ただ、それが「抱っこされていないと眠れない」状態になると、夜中に目が覚めたときにも同じ条件を求めて泣き出すことが増えていきます。
つまり、お母さんの腕の中でしか眠れない状態=セルフねんねができない状態です。
もちろん、抱っこがいけないわけではありません。赤ちゃんとのスキンシップはとても大切です。でも、眠るための「儀式」が“抱っこ”だけに偏ってしまうと、睡眠の質は安定しにくくなります。
赤ちゃんが「自分で眠れる」環境と習慣を作ろう
赤ちゃんが安心して眠れるようにするには、環境づくりと寝る前のルーティンがとても大切です。
たとえばこんな工夫を取り入れてみましょう:
- 部屋を暗くする(刺激になるライトや音を減らす)
- 寝る前に毎日同じ行動をする(お風呂→授乳→絵本→おやすみなさい、など)
- 静かな音楽や子守唄を習慣にする
- 日中とのメリハリをつける(昼間は明るい場所で過ごす)
- ベビーベッドや布団など、眠る“自分の場所”を決めておく
こうした小さな積み重ねが、「眠る時間なんだ」と赤ちゃんに伝えるサインになります。
特に寝る前のルーティンは、お母さんの心の準備にもなります。「そろそろ寝かせる時間だ」と意識が変わることで、育児に追われる毎日にも、少しだけリズムが生まれてくるはずです。
お母さん自身の「眠れる環境」も整えて
赤ちゃんのことを優先するあまり、お母さん自身が眠れずに疲れ果ててしまうこともあります。でも、赤ちゃんのためにも、お母さん自身が休める環境を整えることがとても大切です。
肩こりや腰痛、不安感や焦りが続くと、交感神経が優位になり眠りが浅くなります。そんなときは、鍼灸やマッサージなどで自律神経のバランスを整えるケアもおすすめです。
ふるたスポーツマッサージ鍼灸院では、不眠や育児疲れに悩むお母さんに向けて、体と心をほぐす施術をご提供しています。
「眠れない」「夜中に何度も目が覚める」「気持ちが張りつめてリラックスできない」など、お気軽にご相談ください。
最後に
育児は毎日が試行錯誤。でも、赤ちゃんの眠りは「育てる」ことができます。最初はうまくいかなくても、環境や習慣を整えることで、少しずつ変化が見えてきます。
お母さんがひとりで抱えすぎず、体をいたわりながら、赤ちゃんと一緒に「眠る力」を育んでいきましょう